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日本の歳入と歳出、そして日本のこれから
日本経済の動向を決める、来年の国家予算を決定する時期が近づいてきました。
来年の予算はどのようになるのでしょうか。
毎年、ある傾向が続いていますから、来年もそうなりそうですが…。
そうすると私たちの生活はますます圧迫されるでしょう。
2023年の日本の歳入と歳出
今年の国家予算はどのくらいと聞いたことがありますか?
インターネット上にも掲載されていますが、2023年の国家予算の歳出は約114兆円です。つまり、政府は1年間で約114兆円を使うということです。
しかし、今年の見込まれている税収は69兆円。単純に引き算して、歳入と歳出の差が45兆円です。まったく足りません。しかし、「69兆円入ってくるから、114兆円使いましょう」と国会で決まり、実施されているのです。「それって、おかしくない?」と思う人はたくさんいるでしょう。
事業や生活で考えたら、支出は収入の範囲以内にとどめますよね。または、収入以上に支出があっても、どこかの時点でその不足分を解決するでしょう。そうでなければ、借金が増えていき、破綻してしまいます。当然ですが、お金が入ってくる以上に使い続けたら、いつか終わりが来ます。
国には税収以外のほかの歳入もありますが、それで足りない分は国債でまかなっています。つまり、借金です。今年は35兆円以上の借金が予算でした。国は毎年借金を抱えます。しかも、それを30年も40年も続けているのです。
これを「おかしい」と思うか、「このままでいいではないか」と思うか。意見が2つに分かれています。
日本はなぜ借金をするのか?
借金が1000兆円を超え、これ以上首が回らない状態の日本ですが、今年、この現状を変える予算を組むことは難しく感じます。なぜなら、国の借金が1000兆円超えたけど、今までも借金してきたから大丈夫という考えがあるように見えるからです。
例えると、中小企業の役員会議で「今年、6000万円の売り上げが見込めるから、少し大盤振る舞いして1億円くらい使ってみようか!大丈夫、借り入れできるし」と言っているようなものなのです。このような予算組みをする会社があったら経営が大丈夫かなと思う人も多いかとも思います。
来年は新しいNISA(*)が開始され、税収が変わります。ですから、「税収が変わってプラスになるから、もう少し使いましょう」など、もしかしたら、もっとひどい状態の予算を組むこともあるかもしれません。
*NISAとは、NISA口座のことで、投資して得た利益を一般口座で管理すると税金がかかるが、NISA口座であれば条件以内で非課税になる。
毎年の借金は、今までの政府の予算組みによる歳出が原因になっています。つまり、根本的な問題は、お金の使い方です。
国の借金問題を改善するのは、政治でしかできません。政治家一人ひとりは頑張っています。応援してくれた人たちに恩返しするために、公約を果たすために、彼らは予算を引っ張ってくることを頑張ります。
ですから、政治家はお金が必要なのです。そのため、予算が増えてしまうのです。
これを根本的に変えるには、緊縮財政をしなくてはならないでしょう。過半数の政治家が、現状を見て、国の将来を考え、今の予算組みではまずいと思って解決しないといけないでしょう。
ただ、政治を変えると言うのは、やはり時間もかかり、すぐには変えられないことも多いです。
個人は何をしたらいいのか?
そこで、個人ができることは何かというと、これから起こることを予想して、自分で自分を守ることができるようにならないといけません。
多くの人たちは自分たちの老後に年金をもらえると期待していませんよね。今までの状況から、次の時代があまり良くならないということを、なんとなく感じ取っているからだと思います。
国が破綻するときは、銀行の預金がなくなります。預金封鎖です。ハイパーインフレによっても、今の通貨の価値が全部なくなってしまったり、預金封鎖によって全部没収されたりします。そして今ある1000兆円もの借金に当てられるのです。
今の政治体制では日本円の価値がなくなり、お金の価値が大幅に下がってしまう可能性があります。
しかし、残念ながら、政治に関して諦めている日本国民が多いために、日本が潰れてしまうといった危機感が薄く、それがもう一つの問題です。
そのため、政治に関心を持つこと。そして、自分の将来は自分で守ることが求められています。
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